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3. 品詞

3.1 品詞の説明

Aemondoでは次の品詞を基本品詞とする。

  1. 名詞
  2. 形容詞
  3. 副詞
  4. 動詞
  5. 代名詞
  6. 数詞
  7. 数量語

このほか、冠詞、前置詞、接続詞、疑問詞、相関詞などの機能語が文構造を支えるが、本章では章立てに従い、まず上記七種の基本品詞を扱う。

3.1.1 名詞

名詞は、人、物、場所、事柄、概念などを表す語である。

Aemondoの名詞は、文の中で主語、目的語、補語、前置詞の目的語などになりうる。

名詞は名詞句の中心語であり、必要に応じて冠詞、指示詞、数量語、形容詞などに修飾される。

名詞の詳細、単数・複数、性の表し方、名詞句の構造は第5章で定める。

例文

Aemondo: homo
Esperanto: homo
日本語: 人

例文

Aemondo: libro
Esperanto: libro
日本語: 本

3.1.2 形容詞

形容詞は、名詞の性質・状態・属性を表す語である。

Aemondoでは、形容詞は限定用法では基本的に名詞の前に置かれる。

また、be 動詞とともに述語として用いることもできる。

形容詞の位置、限定用法、叙述用法、複数との関係は第7章で定める。

例文

Aemondo: bona libro
Esperanto: bona libro
日本語: 良い本

例文

Aemondo: granda domo
Esperanto: granda domo
日本語: 大きな家

3.1.3 副詞

副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、または文全体を修飾する語である。

Aemondoでは、副詞には語尾をもつ派生副詞と、語尾をもたない原形副詞の両方がある。

派生副詞は様態・程度・性質の副詞化に用いられ、原形副詞は否定、疑問、時、比較、程度などの基本的な文法機能を担う。

副詞の詳細、および原形副詞の体系は第11章で定める。

例文

Aemondo: rapide
Esperanto: rapide
日本語: 速く

例文

Aemondo: ne
Esperanto: ne
日本語: ~ない

3.1.4 動詞

動詞は、動作、状態、変化、出来事を表す語である。

Aemondoの動詞は文の述語の中心となり、述語動詞形、不定形、働きかけ形などの区別をもつ。

また、Aemondoでは自動詞と他動詞を区別する体系を採るため、動詞は意味だけでなく、統語上のふるまいにおいても重要な品詞である。

ただし、動詞の活用体系、自動詞・他動詞、動詞化、補助的に不定詞を取る動詞などの詳細は第8章以降で定める。

本章では、動詞を「述語の中心となる品詞」として位置づけるにとどめる。

例文

Aemondo: dormi
Esperanto: dormi
日本語: 眠る

例文

Aemondo: vidu
Esperanto: vidi
日本語: 見る

3.1.5 代名詞

代名詞は、名詞句の代わりに用いられる語である。

Aemondoの代名詞は、人称代名詞、一般代名詞、所有形、複数形、再帰代名詞、強調形などをもつ。

また、代名詞も普通名詞と同様に修飾を受けることができる。

代名詞の詳細は第6章で定める。

例文

Aemondo: mi
Esperanto: mi
日本語: 私

例文

Aemondo: hi
Esperanto: tiu persono / ri
日本語: その人・性別を特定しないその人

3.1.6 数詞

数詞は、正確な数を表す語である。

Aemondo の数詞は、名詞の前に置かれて数量を示すほか、日付、時刻、順序、回数などの表現の基礎にもなる。

数詞は数量情報そのものを担うため、複数標識との関係について特別な規則をもつ。

数詞体系の詳細は第14章で定める。

例文

Aemondo: ani
Esperanto: unu
日本語: 1

例文

Aemondo: cri
Esperanto: tri
日本語: 3

3.1.7 数量語

数量語は、正確な数ではなく、不定少数、多数、全称、数量疑問などを表す語である。

Aemondoでは、数量語も数詞と同様に、通常は名詞の前に置かれる。

数量語は、数量表現の中で数詞と近い位置を占めるが、正確な数値ではなく、量や範囲の性質を表す点で区別される。

数量語の詳細は第14章で定める。

例文

Aemondo: kelka homo
Esperanto: kelkaj homoj
日本語: 何人かの人

例文

Aemondo: multa libro
Esperanto: multaj libroj
日本語: 多くの本


3.2 品詞語尾

Aemondoでは、主要な自立語の多くが語尾によって品詞を示す。

これは、語の役割を見分けやすくし、学習・読解・作文を容易にするための基本原則である。

現時点で本章において確定的に示せる基本語尾は、次のとおりである。

品詞 基本語尾 備考
名詞 -o 名詞の基本形
形容詞 -a 名詞修飾・叙述用法に用いる
副詞 -e 派生副詞の基本形
動詞(自動詞) -i 自動詞の基本形
動詞(他動詞) -u 他動詞の基本形

これに対し、代名詞、数詞、数量語、冠詞、前置詞、接続詞、疑問詞などは、固定語形をもつ語群として扱うことが多い。

Aemondoでは、独立した固定語形で機能する語群を除き、多くの自立語の品詞は語尾によって示される。

また、動詞については、品詞語尾としての -i / -u と、活用語尾としての述語動詞語尾・働きかけ形とを区別して考える必要がある。

この点は動詞の章で詳述する。

補足

副詞については、rapide のような派生副詞のほかに、nechutewefe などの原形副詞がある。


3.3 語根

Aemondo の語根は、語の中心的意味を担う最小の語彙的単位である。

語根それ自体は、まだ名詞・形容詞・副詞・動詞として完全に確定した形ではなく、必要に応じて語尾や派生要素を伴って語になる。

たとえば、同一の語根から、次のように複数の品詞を規則的に作ることができる。

  • 名詞化
  • 形容詞化
  • 副詞化
  • 動詞化

このような仕組みによって、Aemondoは語彙を体系的に増やすことができる。

語根は、エスペラントとの連続性を意識しつつも、Aemondoの音形・文法体系に従って運用される。

3.3.1 語根と語尾の関係

語根は単独で意味の核を持つが、通常の文中では語尾や機能要素を伴って現れる。

たとえば、ある語根が「速さ」の意味を持つ場合、そこから名詞、形容詞、副詞などが規則的に作られる。

例文

Aemondo: rapida
Esperanto: rapida
日本語: 速い

例文

Aemondo: rapide
Esperanto: rapide
日本語: 速く

このように、語根は複数の品詞へ展開しうる基盤である。

3.3.2 語根の品詞的傾向

語根には、意味上、名詞的に使われやすいもの、形容詞的に使われやすいもの、動詞的に使われやすいものがある。

しかし、Aemondoでは語尾による規則的な派生を重視するため、語根の意味的傾向があっても、語尾によって品詞を明示することを原則とする。

したがって、語根そのものの性質よりも、実際にどの語尾を取っているかが文法上は優先される。


3.4 自立語根

自立語根とは、語尾による規則的派生に強く依存せず、そのまま独立した語として機能する語根または固定語形をいう。

Aemondo では、すべての語が名詞語尾・形容詞語尾などを明示的に取るわけではなく、一部の語は最初から独立した機能語・固定語として用いられる。

これには、たとえば次のような語群が含まれる。

  • 代名詞
  • 数詞
  • 数量語の一部
  • 冠詞
  • 前置詞
  • 接続詞
  • 疑問詞
  • 原形副詞

3.4.1 自立語根の役割

自立語根は、文の骨格や文法関係を支える。

とくに Aemondoでは、前置詞、冠詞、疑問語、接続語、時制・否定・比較などの基本語は、文の構造理解に直結するため、固定語形として扱うことが多い。

例文

Aemondo: iua
Esperanto: iua
日本語: 何らかのある

例文

Aemondo: pa
Esperanto: -
日本語: 目的語を導く標識

例文

Aemondo: ke
Esperanto: ke
日本語: ~ということを導く接続語

例文

Aemondo: kiom
Esperanto: kiom
日本語: どれだけ

3.4.2 自立語根と派生語の区別

自立語根は、そのままで語として働く点で、語尾を付けて品詞化される派生語と区別される。

ただし、両者は完全に断絶しているわけではなく、体系全体としては相互に連携している。

Aemondoでは、規則的な語尾体系固定語形の自立語根体系の両方を併用することで、規則性と実用性の均衡を取る。


未確定事項・確認が必要な事項

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