996. 仕様変更 (2026年10月版)¶
2026年10月版の改訂について¶
アエモンド語では上下左右、東西南北、開閉に関する基本語をエスペラントとは別に作成する。
併せて、日付・時刻の表現方法を新たに定め、感嘆標識 wae の配置規則を記録する。
また lingvo を lingo へ変更した。
1. 意味を限定しない接尾辞 -uv-¶
従来の不定的な接尾辞 -um-を、-uv-へ変更する。意味と用法は従来の-um-を引き継ぐ。-umは元素名を表す語尾として使用する。
各元素名の更新は、次版での実施を予定している。
2. 上下左右¶
| 意味 | 採用語 | 語根 | 頭文字 |
|---|---|---|---|
| 上 | uptra |
uptr- |
U |
| 下 | dotora |
dotor- |
D |
| 左 | letora |
letor- |
L |
| 右 | riktra |
riktr- |
R |
この四語を上下左右の基本語とする。
会話中、とっさに方向を指示する場合の聞き間違いを減らすため、mal- による反対語ではなく、それぞれ独立した基本語として定めた。
また文字としても U・D・L・R の頭文字による識別を重視する。
四語はいずれも -a で終わる(形容詞)。名詞形・副詞形はそれぞれ-o、-eで終わる。
この変更によりsupra(上)、malsupra(下)、maldekstra(左)、dekstra(右)は廃止する。
3. 東西南北¶
| 意味 | 採用語 | 語根 | 頭文字 |
|---|---|---|---|
| 東 | easto |
east- |
E |
| 西 | westo |
west- |
W |
| 南 | sudo |
sud- |
S |
| 北 | nordo |
nord- |
N |
この四語を東西南北の基本語とする。
北と南は現在のまま継承する。
いずれも -oで終わる名詞として記録する。
この変更によりoriento(東)、okcidento(西)は基本廃止する。すでにoriento、okcidentoが深く関わっている単語は今後の課題とする。
4. 開閉¶
| 意味 | 語形 | 自他 | 語根 |
|---|---|---|---|
| 閉める | fermu |
他動詞 | ferm- |
| 閉まる | fermi |
自動詞 | ferm- |
| 開ける | apertu |
他動詞 | apert- |
| 開く | aperti |
自動詞 | apert- |
開く側と閉じる側には、互いに独立した語根 apert- と ferm- を用いる。
開閉についても、会話での咄嗟の指示に間違いが起きないようにmal-によって開けるを示すのではなく、独立の基本語を用いる。
aperti と fermi は、それぞれ閉じた状態から開く、開いた状態から閉まるという変化・出来事を表す。
apertu と fermu は、対象を開ける、または閉めるという他動的な動作を表す。
「開いている」「閉まっている」という結果状態そのものとは区別する。
この変更により、従来の malfermi(開く)と malfermu(開ける)は廃止する。
用例(新語の配置を示す試作文)¶
例文
Aemondo: Mi we fermus pa pordo.
Esperanto: Mi fermis pordon.
日本語: 私はドアを閉めた。
例文
Aemondo: Pordo we fermis.
Esperanto: Pordo fermiĝis.
日本語: ドアが閉まった。
例文
Aemondo: Mi we apertus pa pordo.
Esperanto: Mi malfermis pordon.
日本語: 私はドアを開けた。
例文
Aemondo: Pordo we apertis.
Esperanto: Pordo malfermiĝis.
日本語: ドアが開いた。
5. 関連する感嘆標識 wae¶
感嘆文でも、文全体の基本語順は変えない。
感嘆の対象となる単語の直前に wae を置き、何に感嘆しているかを示す。
例文
Aemondo: Suno te wae brilis!
Esperanto: Kiel brilas la suno!
日本語: 太陽はなんと輝いていることか!
6. 日付・時刻¶
6.1 単位語¶
アエモンド語では、年月日・曜日・時刻を表す語の一部を変更する。
| 意味 | 語形 |
|---|---|
| 年 | yaro |
| 月 | mogo |
| 日 | dego |
| 曜日 | wego |
| 時 | horo |
| 分 | mico |
| 秒 | seco |
この変更によりmonato(月)、tago(日)、semayno(週)、minuto(分)、sekundo(秒)は基本廃止する。ただしそれぞれの単語がすでに他の単語で深く結びついている場合は、今後の検討課題とする。
anuemto(1月)、buremto(2月)、criemto(3月)、doremto(4月)、evuemto(5月)、fisemto(6月)、gepemto(7月)、heiemto(8月)、iniemto(9月)、dekemto(10月)、dekanuemto(11月)、dekburemto(12月)は廃止する。
anuodo(月曜日)、burodo(火曜日)、criodo(水曜日)、dorodo(木曜日)、evuodo(金曜日)、fisodo(土曜日)、gepodo(日曜日)は廃止する。
6.2 日付・時刻を示す場合¶
日付や時刻を示すときは、**「単位語+数字」**の順にする。
先頭には基本的に、日付には日付標識 daton、時刻には時刻標識 tamon を置く(省略可能)。
数字は序数ではなく、普通の数詞として扱う。
例文
Aemondo: daton yaro 2026 mogo 10 dego 10 wego 6
Esperanto: la 10-a de oktobro 2026, sabato
日本語: 2026年10月10日(土)
例文
Aemondo: tamon horo 19 mico 20 seco 30
Esperanto: La 19-a horo, 20 minutoj kaj 30 sekundoj
日本語: 19時20分30秒
6.3 期間・数量を示す場合¶
期間や数量を数えるときは、日付・時刻とは反対に、**「数字+単位語」**の順にする。
例文
Aemondo: 3 dego
Esperanto: 3 tagoj
日本語: 3日間
例文
Aemondo: 2 mogo
Esperanto: 2 monatoj
日本語: 2か月間
例文
Aemondo: 19 horo 20 mico
Esperanto: 19 horoj kaj 20 minutoj
日本語: 19時間20分
例文(参考)
Aemondo: 3a dego
Esperanto: 3-a tago
日本語: 3日目
この語順の違いによって、暦・時計上の値と、期間・数量とを区別する。
7. 2026年10月版で変更するその他の語¶
7.1 lingo¶
lingvo から v を除き、lingo に変更する。言語名は原則として、国・民族などを表す語根に lingo を付けて表す。例えば、日本語は japanlingo、イタリア語は itallingo とする。文脈上明らかな場合は、lingo を省略できる。
8. 現在検討している語について¶
以下は2026年10月版では採用していない検討案である。現時点では正式な語形成規則として使用しない。
8.1 動詞から人・物を表す派生語¶
現在は継続的に携わる人・職業・専門・愛好者を示す-isto、構成員・住民を示す-ano、ある特徴を持つ人を示す-uloがある。(細かくは他に性別-ino,-ico、子ども-ido、長-estroを示すなどもある)
これらに加え、次の4種類によって、動詞から人・物を規則的に表す派生語を作る案を検討している。
| 形 | 役割 | 例と意味 |
|---|---|---|
-into |
自動詞の動作・状態の主体となる人 | dorminto:眠る人 |
-unto |
他動詞の動作を行う人 | invitunto:招待する人 |
-uto |
他動詞の動作を受ける者・物 | invituto:招待される/された人 |
-ito |
自動詞による変化の結果にある者・物 | alvenito:到着した人 |
8.2 学問¶
学問を表す語尾を制定したい。
8.3 病気¶
日本語の「熱中症」、「糖尿病」のような最後に「症」「病」に該当する語尾を制定したい。
9. 仕様書の更新について¶
現在公式ウェブサイト上の2026年10月版以前の仕様書に残る旧仕様は、順次、本改訂の内容に更新する。